福島原発事故関連 美浜の会 有識者のコメント

まつや日記ブログから転載です。

今日の朝に使用済み核燃料についての「美浜の会」の声明を紹介しました。しかし、それとて1号機から3号機の問題です。何と停止しているはずの4号機の使用済み核燃料プールの水が電源ストップで循環せず水素発生→爆発。

これは明らかに情報の隠ぺいが行われていたことの証左。全体の情報がどのように整理されて公表されているのでしょうか。菅首相は東京電力が情報をスピーディに出していないと批判をしたとのことです政府にも問題。

そして、サプレッションプール(圧力調整を行う所)の破損で放射能漏れ。政府は20-30キロ範囲の屋内待機指示を出しました。みどりの未来メーリングリストで千葉県市川市やさいたま市で放射能を検知しているとの情報。

次から次に事態が悪化しています。今、持っている情報はすべて国民に明らかにすべきです。


2011年3月14日 美浜の会

 水素爆発で原子炉建屋が吹き飛んだ福島第一原発1号機では、最上部にある使用済燃料貯蔵プールがむき出し状態になっている。そのプールでは、使用済燃料の冷却機能が失われているという。3月14日付朝日新聞は、東電が「使用済み核燃料について、過熱を防ぐ方法の検討を始めた」、「現場は放射線レベルが高く作業員が近づくのも困難」と報じている。政府の緊急災害対策本部・原子力災害対策本部の資料(3月13日付)でも、13日午後3時に「1号機に関し、使用済燃料プールの水の冷却方法について調整中」と書かれている。
 使用済燃料貯蔵プールでは、水を循環させて燃料を冷やす機構があるが、それが働いていないという。そうなると、燃料棒内の放射能が出す熱によって冷却水は沸騰し徐々に失われていく。燃料被覆管がむき出しになり高温になると被覆管材のジルコニウムが発熱酸化反応を起こしてますます温度が高まり、それがさらに酸化を促すという過程に入る。しかもその過程は燃料全体に急速に広がっていく。米国原子力規制委員会の文献では、このような事象をジルコニウム・ファイア(火災)と呼んでいる。
 そうなると、燃料被覆管はボロボロになり、燃料中の放射能からまずは揮発性のルテニウムが、さらにセシウムなどが飛び出してくる。これらの放射能は青天井から自由に飛び出し、風に乗って流れていき深刻な被害を住民に与える。このプールには燃料50トン(1号機炉心の73%)分の放射能が現在蓄えられている。
 同様の事態が、第一原発の3号機や2号機でも起こる可能性がある。そこには合計約170トンの燃料が貯蔵されている。さらに、別の共用プールには1097トンが貯蔵されている。合計では1号機の炉心にある燃料の29倍分もの放射能が存在しており、それら全体に危険が迫っている可能性がある。
 使用済燃料貯蔵プールの冷却機能の実態がどうなっているのか、東電と政府は早急に明らかにするべきである。

昨年来日した米国の市民団体Beyound Nuclearのケビン・キャンプス氏が、今回の事故について、使用済燃料プールの沸騰の危険を指摘しています。
http://www.beyondnuclear.org/home/2011/3/12/fukushima-dai-ichi-unit-1-reactor-schematic.html

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!

ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。

→ログインへ

なるほど(納得、参考になった、ヘー)
驚いた
面白い
ナイス
ガッツ(がんばれ!)
かわいい

気持玉数 : 2

なるほど(納得、参考になった、ヘー) なるほど(納得、参考になった、ヘー)

この記事へのコメント

rothschild 1744
2011年03月23日 21:33
2011.3.11 東京電力や原発推進者がお題目のように唱えていた原発の安全神話が完全に崩壊した。これまで北陸電力志賀原発の重大な臨界事故の隠蔽工作や、関西電力美浜発電所のギロチン裁断、東海村核燃料臨界事故など、福島第一原発事故が危険なメルトダウンとなる導火線が引かれていた明らかな人災である。
さらに、原発は日本の国策であると数十年来推し進め、悪徳政治家が数千億円の原発利権で得た汚れた金をバラ撒き、マスコミと学者を子犬のように飼い馴らし、草野仁や岡江久美子、吉村作治が片棒を担いだ責任は極めて重大である。
よって、アメリカ国防総省のラパン副報道官が福島原発の半径80キロ圏内への立ち入り禁止を勧告して事態が深刻になっても、日本政府やメディアが事の真実を闇に隠し、尊い国民の命を危険にさらしている許し難い現実である。
紛れもなく、今、死の灰が列島を包み込もうとしているのだ。
日常において自分の食べている食品に、微量の発ガン性物質が含有していたらどうであろう。今のマスメディアは、微量だからそのまま食べなさいと言っている事に他ならない。もし、そうであるならば、花王・エコナのグリシドール混入問題や、三笠フーズのアフラトキシンB1事故米転売事件は茶番劇だったとでも言うのであろうか。
今、我々の生きている時代は、明らかに重篤な拝金主義に病んでいる。
福島第一原発で被曝した方々や、東北関東大震災で被災された多くの方々の命のほうが、汚れた金よりも比類なく重い事は論を待たない。
いまを生きる希望のともしびを、被災された方々に捧げ、白雪を溶かし一刻も早い復興を心から願う。

この記事へのトラックバック