【原発震災】六ヶ所村再処理工場では

日本原燃株式会社 六ケ所村「再処理工場における重大事故防止に関わる要請・質問状」の提出が7月31日に行われました。再処理工場はアクティブ試験が2006年3月末から開始され現在高レベル放射性廃棄物が不安定な超高濃度液状のまま大量に保管されているなど、疑問点が多々あるからです。そして、市民団体「核燃サイクル阻止1万人訴訟原告団」は、青森県六ケ所村の核燃料サイクル施設の撤退を裁判で求め続けて7月で提訴から25年となった。という記事がありました。
http://sanriku.my.coocan.jp/140716JNFL.pdf

河北新報 2014年07月31日木曜日
http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201407/20140731_23027.html

提訴25年、闘い続く/反対派を生きる(下)/核燃再考/浅石紘爾さん=八戸市

四半世紀にわたり、核燃施設の撤退を司法で訴える原告団の浅石代表。青森県などに核燃依存の脱却を求め続けている=2日、青森県庁

<情報引き出す>
 福井地裁が5月、関西電力大飯原発(福井県)の運転差し止めを命じる異例の判決を下した。八戸市の弁護士浅石紘爾さん(73)は「福島の事故を見て、多くの裁判官が反省したはずだ。司法の空気は変わりつつある」と期待感をにじませる。
 浅石さんが代表を務める市民団体「核燃サイクル阻止1万人訴訟原告団」は、青森県六ケ所村の核燃料サイクル施設の撤退を裁判で求め続けている。一連の訴訟は7月で提訴から25年となった。
 原告団の結成は1988年。当時は86年のチェルノブイリ原発事故もあり、各地で反核燃が渦巻いていた。89年参院選で、青森は反対派候補が圧勝。村内の反対集会には全国から約1万人が集まった。その傍らで、施設の整備は着々と進んだ。
 原告団の一人、村の漁師種市信雄さん(79)は「民意無視の国のやりたい放題を、裁判でなら止められると思った」と結成の背景を語る。原告団は89~93年、使用済み核燃料再処理工場など4施設の事業許可取り消しなどを国に求め、次々と青森地裁に提訴した。
 ウラン濃縮工場と低レベル放射性廃棄物埋設センターの2施設については、最高裁が国の主張する安全性を認め、敗訴が確定した。一方、秘密に包まれた情報を裁判を通して国に公開させる目的は、成果を挙げた。

<非合理な審査>
 <最も過酷な条件を適用することは、他の原子力施設での安全評価に影響を与える恐れがある>
 再処理工場の安全審査の過程で、国が作成した内部文書にこんな一節があるのを原告団は見つけた。公正中立であるべき安全審査で、問題を小さくしようとする国の意図が見えた。
 文書によると、航空機が工場にぶつかる事故の想定で、国は事業者の設定速度(毎秒150メートル)を上回る速さ(最速毎秒340メートル)で衝突する可能性を指摘しながらも、前述の理由で最悪の条件を当てはめなかった。衝突速度の値が大きくなれば、建屋の壁を厚くする必要がある。事業者に配慮したとしか思えない記述だった。
 原告団は2004年、この資料を基にした準備書面を地裁に提出した。浅石さんは「非合理極まりない審査だ。安全に対する国のいいかげんさが表れている」と憤る。

<高齢化 暗い影>
 現在は、再処理工場と高レベル放射性廃棄物貯蔵管理センターの訴訟が地裁で続いている。結審の見通しは立っていない。提訴時の共同代表3人は全員が他界し、結成時約1500人いた原告と支援者は約470人にまで減った。
 訴訟の長期化による原告団の高齢化と減少は、今後の活動に暗い影を落とす。国は核燃料サイクルを見直す気配を見せない。
 浅石さんは「ここで立ち止まってはいけない。民意の大多数が今も脱原発だ。核燃推進側の間違い、うそを裁判で暴き続ける」と語気を強めた。

◎核燃訴訟の主な経緯
1985年 4月 北村正〓知事(当時)が六ケ所村への核燃立地受け入れを表明
  86年 4月 チェルノブイリ原発で爆発事故
  87年 5月 日本原燃産業(現日本原燃)が国にウラン濃縮事業の許可申請
  88年 8月 原告団結成
         国がウラン濃縮事業許可
  89年 7月 ウラン濃縮工場の事業許可取り消しを求め青森地裁に提訴
  90年11月 国が低レベル放射性廃棄物埋設事業許可
  91年11月 低レベル放射性廃棄物埋設センターの事業許可取り消しを求め提訴
  92年 3月 ウラン濃縮工場操業開始
      4月 国が高レベル放射性廃棄物管理事業許可
     12月 国が再処理事業指定
  93年 9月 高レベル放射性廃棄物貯蔵管理センターの事業許可取り消しを求め提訴
     12月 再処理工場の事業指定取り消しを求め提訴
2002年 3月 「ウラン」青森地裁敗訴
  06年 5月 「ウラン」仙台高裁敗訴
      6月 「低レベル」地裁敗訴
  07年12月 「ウラン」最高裁で原告団の敗訴確定
  08年1月 「低レベル」高裁敗訴
  09年7月 「低レベル」最高裁で原告団の敗訴確定
  11年3月 福島第1原発事故

(注)〓は哉のノのない字体

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