【原発震災】原発事故の後始末もできない国が、原発稼働を判断してはならない
原発事故の後始末もできない国が、原発稼働を判断してはならない
除染基準として決めた0.23μSv/h(毎時0.23マイクロシーベルト)を達成できないからと言って、基準を甘くする。そういう事故処理をきちんとできない人たちが、原発の稼働を判断してはならない。事故が起きたら処理もできない人たちが、事故が起きる可能性のあるものを稼働させてはならない。
「事故処理ができるのか?」を稼働の判断基準として加えること。そして、事故処理ができるかどうかは、福島第一原発の事故処理の評価を国民が判断すること。
筋が通っていると思うのですが。
河北新報 2014年08月02日土曜日
除染見直し 「国はやりたい放題」母子避難者憤り
http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201408/20140802_63012.html
環境省「除染、個人重視」表明 空間線量を転換
http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201408/20140802_63013.html
除染見直し 「国はやりたい放題」母子避難者憤り
環境省が福島第1原発事故の除染に関し、個人被ばく線量重視にシフトしたことについて、子連れで県内外に避難する母親からは一斉に不安や疑問の声が上がった。
福島県浪江町から福島市の仮設住宅に避難する大島まゆみさん(44)は「毎時0.23マイクロシーベルトを達成できないから基準を変えたのではないか。国はやりたい放題だ」と不信感をあらわにした。
国は多くの県民に個人線量計を配布し、実態に即した除染を行うとしているが、福島市の仮設住宅で暮らす、浪江町出身の大友みどりさん(44)は「(煩わしさから)線量計を常時、携帯しない子どももおり、国は実態が分かっていない」と不安を口にした。
福島県外の避難者にとって、除染の進み具合が帰還するかどうかの判断基準になっている。
南相馬市から兵庫県西宮市に夫と息子と避難する鹿山真里さん(32)は「新方針はとにかく避難者を帰したいから、としか思えない」と指摘。いわき市から広島市に自主避難する三浦綾さん(41)は「ずさんな対応に言葉も出ない。帰ろうとしている人の気持ちが、これでまた遠のいた」と憤った。
環境省「除染、個人重視」表明 空間線量を転換
福島第1原発事故に伴う除染をめぐり、環境省は1日、多くの自治体が目指している空間放射線量「毎時0.23マイクロシーベルト」ではなく、個人被ばく線量に基づく除染に転換すべきだとする報告書をまとめた。効率的な除染が可能になると歓迎する意見がある一方、避難区域を抱える自治体からは批判の声も上がった。
報告書は避難区域がない福島、郡山、伊達、相馬4市と共同で作成し、井上信治環境副大臣が1日、福島市内で記者会見し明らかにした。井上副大臣は「毎時0.23マイクロシーベルトは除染の重点地域を指定するための基準にすぎない。個人被ばく線量を基準とすることできめ細かく対応できる」と強調した。
政府は除染の長期目標を個人の年間追加被ばく線量1ミリシーベルトと規定。一定の生活パターンを設定し1時間当たりの空間線量に換算すると毎時0.23マイクロシーベルトになるため、多くの自治体が除染目標としてきた。
しかし、4市は「0.23という数字が独り歩きし、住民の不安をあおっている」と国に実態に即した推計値に見直すよう求めていた。伊達市の調査では、空間線量が毎時0.3~0.6マイクロシーベルトの地域でも年間追加被ばく線量は1ミリシーベルト程度だった。
記者会見した立谷秀清相馬市長は「重要なのは個人の被ばく線量という認識が確認できた」と評価。小林香福島市長は「示された知見を参考に早期に除染を完了させたい」と話した。
一方、国直轄除染が行われている避難区域を抱える川俣町の古川道郎町長は「全県にまたがる大事な問題。4市で決められる性質の問題ではない。国から直接話を聞きたい」と指摘。国直轄除染が3月で終了した楢葉町は「科学的根拠を示し全県民に説明すべきだ。現時点では0.23マイクロシーベルトを目標に再除染を求める」と話した。
除染基準として決めた0.23μSv/h(毎時0.23マイクロシーベルト)を達成できないからと言って、基準を甘くする。そういう事故処理をきちんとできない人たちが、原発の稼働を判断してはならない。事故が起きたら処理もできない人たちが、事故が起きる可能性のあるものを稼働させてはならない。
「事故処理ができるのか?」を稼働の判断基準として加えること。そして、事故処理ができるかどうかは、福島第一原発の事故処理の評価を国民が判断すること。
筋が通っていると思うのですが。
河北新報 2014年08月02日土曜日
除染見直し 「国はやりたい放題」母子避難者憤り
http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201408/20140802_63012.html
環境省「除染、個人重視」表明 空間線量を転換
http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201408/20140802_63013.html
除染見直し 「国はやりたい放題」母子避難者憤り
環境省が福島第1原発事故の除染に関し、個人被ばく線量重視にシフトしたことについて、子連れで県内外に避難する母親からは一斉に不安や疑問の声が上がった。
福島県浪江町から福島市の仮設住宅に避難する大島まゆみさん(44)は「毎時0.23マイクロシーベルトを達成できないから基準を変えたのではないか。国はやりたい放題だ」と不信感をあらわにした。
国は多くの県民に個人線量計を配布し、実態に即した除染を行うとしているが、福島市の仮設住宅で暮らす、浪江町出身の大友みどりさん(44)は「(煩わしさから)線量計を常時、携帯しない子どももおり、国は実態が分かっていない」と不安を口にした。
福島県外の避難者にとって、除染の進み具合が帰還するかどうかの判断基準になっている。
南相馬市から兵庫県西宮市に夫と息子と避難する鹿山真里さん(32)は「新方針はとにかく避難者を帰したいから、としか思えない」と指摘。いわき市から広島市に自主避難する三浦綾さん(41)は「ずさんな対応に言葉も出ない。帰ろうとしている人の気持ちが、これでまた遠のいた」と憤った。
環境省「除染、個人重視」表明 空間線量を転換
福島第1原発事故に伴う除染をめぐり、環境省は1日、多くの自治体が目指している空間放射線量「毎時0.23マイクロシーベルト」ではなく、個人被ばく線量に基づく除染に転換すべきだとする報告書をまとめた。効率的な除染が可能になると歓迎する意見がある一方、避難区域を抱える自治体からは批判の声も上がった。
報告書は避難区域がない福島、郡山、伊達、相馬4市と共同で作成し、井上信治環境副大臣が1日、福島市内で記者会見し明らかにした。井上副大臣は「毎時0.23マイクロシーベルトは除染の重点地域を指定するための基準にすぎない。個人被ばく線量を基準とすることできめ細かく対応できる」と強調した。
政府は除染の長期目標を個人の年間追加被ばく線量1ミリシーベルトと規定。一定の生活パターンを設定し1時間当たりの空間線量に換算すると毎時0.23マイクロシーベルトになるため、多くの自治体が除染目標としてきた。
しかし、4市は「0.23という数字が独り歩きし、住民の不安をあおっている」と国に実態に即した推計値に見直すよう求めていた。伊達市の調査では、空間線量が毎時0.3~0.6マイクロシーベルトの地域でも年間追加被ばく線量は1ミリシーベルト程度だった。
記者会見した立谷秀清相馬市長は「重要なのは個人の被ばく線量という認識が確認できた」と評価。小林香福島市長は「示された知見を参考に早期に除染を完了させたい」と話した。
一方、国直轄除染が行われている避難区域を抱える川俣町の古川道郎町長は「全県にまたがる大事な問題。4市で決められる性質の問題ではない。国から直接話を聞きたい」と指摘。国直轄除染が3月で終了した楢葉町は「科学的根拠を示し全県民に説明すべきだ。現時点では0.23マイクロシーベルトを目標に再除染を求める」と話した。
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