【重要】2018年9月24日「ILC解説セミナー」開催される

岩手日日「安全対策万全期す 東北ILC準備室 解説セミナーで強調」2018年9月25日
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ILC リスク・懸念 払しょくへ「ILC解説セミナー」2018.9.24 一関保健センター
https://senmaya.at.webry.info/201809/article_6.html
岩手日報「住民の不安、疑問に回答 東北ILC準備室 一関で解説セミナー」2018年9月25日
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住民11人から「トリチウムについて」「放射性廃棄物処分場へ転用」など不安が続出。ILC推進団体からのリスクに関する説明会は初めてであり、他にも「今後も開催を!」「一関以外でも開催を!」などの意見が続出(これらのことは岩手日報では取り上げていませんでした)

===以下「解説セミナー」参加者からの報告===

みなさんへ 
菅原佐喜雄さんからの日本学術会議の「論点まとめ」と「ILC解説セミナー」開催のお知らせを見て,重要な会になりそうであり,急遽、9月24日 一関市保健センターで行われた「ILC解説セミナー」に参加してきました(参考:日本学術会議の資料:下記URL9月18日の資料1)
http://www.scj.go.jp/ja/member/iinkai/ILC/ILC24.html
こちらにもあります
https://senmaya.at.webry.info/201809/article_11.html

 参加者は思っていたよりも多く椅子は150人分並べてあった中で後ろに立ち見もありました。盛岡からなど県内各地からの参加もありましたが、大部分は地元の方であり,質問できないまま帰られた方が多くおられました。当初3時〜4時半までの会議でしたが4時50分まで延長。

 東北ILC準備室佐々木地域部門長から30分ほど「ILCの最新動向」についてお話がありました。しかし、最新動向の話は学術会議の「ILC見直し案に関する論点メモ」(上記URL9月18日の資料1)に絞られるはずと思っていましたが,これには殆ど触れられず世界の様子やさまざまな組織の紹介,放射性廃棄物への対応は法律に基づくといった一般論的なものでした。

 ついで東北ILC準備室成田晋也広報部門長(岩大理工学部教授)からは「ILCに関する質問・疑問について」となっていましたが,最初は加速器の原理などの解説,そして陽陰電子が衝突させること,ビームダンプ(ビーム吸収体)は水が入ったステンレスの容器で50m3が2つあり計100m3の長さ11mほど?とのお話がありましたが,装置図は示されず理解できませんでした。ここの水がトリチウムを含むようになるとのこと。その他,あらかじめ事務局に提出された質問について答えがありました。

 その後,参加者から質問や意見が続出(発言内容をかいつまんで書きます)※これの回答は省略します
Aさん(大東町農業):初めてリスクについて聞いた,なぜもっと早くできなかったか。トリチウム100兆ベクレルと出ていたが,放射線を警戒しているのか。

Bさん:ILC誘致を考える会会員,反対する会ではなくメリット,デメリットを知る会であり賛成・反対で地域を二分しないことを旨としている。何度か質問の電話をしたが見解の相違ということで一蹴されたのでここでもう一度質問します「東海村の平成2年の事故はどのような事故か」

Cさん(一関):トリチウムはプルトニウムと同じレベルか,100兆ベクレルは何年の運転か

Dさん(大東町):放射能問題を心配している。北上山地のどこに建設するのか。夢を持ってきたが核のゴミ捨て場になるのではないか,申し入れをするのか。沖縄のように国家により行われないか。このようなものにかける金があるのか。

Eさん(奥州市):ILCに基本賛成だが,処分場の受け入れが心配。ILC運転終了後の活用がわからない。全て情報公開をすること。

Fさん:学術会議の論点ではトリチウムは漏れる可能性が指摘されている。100兆ベクレルは福島原発の汚染処理水タンク約700基に含まれるトリチウム約1000兆ベクレルの10分の1になる。ILCの一箇所に高濃度で集中することになる。処理できないトリチウム,外部被ばくは確かにベータ線であり影響は少ないが体内に入ると一部は有機トリチウムになりそうなると体から出にくくなる。トリチウムの存在を隠していたのはなぜですか。もし漏れたときの環境アセスメントはどうなっているのか。法律に従うと言っておられるが六ケ所再処理工場では海に垂れ流しされており,放出基準がない。トリチウムの環境基準もない。法律は人々を守るものになっていない。

Gさん(一関):高レベル廃棄物以外の廃棄物がある。北上山地計画地点に活断層がないとのことだが大東にも活断層の疑いがあるところがある。

Hさん(大東):冷却水について水の交換はしないのか,トリチウム水は何年置くのか。濃度基準だと薄めれば出せるのではないか。国にお願いしILCを作ってもらい,使用後は使いみちはないだろうと予想されている。誰が管理するのか。国が処分場にしたいと言い出したら断れるのか。

Iさん:わからない人が殆どです。不安なんです。成田さんが100年も安全を保証しますというならばわかるが。最初からこのような話し合いを行いみんなを納得させてから進めるのがすじ,今頃にこれでは順序が逆だと思います。学者と市民とは立っている位置が違います。分かる言葉で説明してほしい。

Jさん(大東):9月市議会で質問したとき当局は「コメントする立場にはない」と答えた。みんなが技術,健康を心配している。今日は市の職員も来ている,持ち帰って本当に真剣に考えてほしい。今回の会を既成事実として終わらせてはいけない。定期的に開催してほしい。

以上で20分オーバーの4時50分になり打ち切られました。

参加者から出た主な疑問と回答の概要は

1) ILCの跡地が放射性廃棄物の処分場にならないかとの心配
回答:法律で地元の意見を聞くことになっている。
コメント:地元の意見が現在と変われば処分場になる可能性がある。首長(知事や市長)が変わればどうなるかわからない。ILCに依存した経済体制になってしまうと,処分場による経済を受け入れる可能性がある。

2) トリチウムが高濃度100兆ベクレル発生することの心配
回答:漏れた場合捕集タンクに入れる。施設の外に出さない,多重の閉じ込め構造をしている。
コメント:なぜ今まで公開しないできたのか質問に答えない。多重構造というが具体的な対策施設の構造を示さない。原発炉心は5重の構造で閉じ込めると言われてきたが福島第一で事故を起こした。事故は想定外のことにより起こると考えなければいけない。トリチウムの危険性をきちっと評価していない。

3) その他
 情報公開をせよ。なぜもっと早くリスクを説明しなかったのか。放射性物質による環境汚染防護の規制法律は人々を守るものになっていない。アセスメントの実施など不備,今後もこのような質問意見交換会の実施,物事の順序が逆等が指摘されたが・・・
回答:「・・・」であった。「4年間かけて課題を解決していく」との回答があった。
コメント:未だ解決がついていない課題だらけであることがわかる。肝心な問題についてわかりやすい説明がなかった。一関市の担当官も当事者として参加するべき問題ではないか。大きな力が働いているためであろう,地方自治体は住民を置き去りにしてしまっているようだ。建設現地になろうとしている大東町の人々の発言が多かった。

以上報告といたします。

日本学術会議の10月2日の最終会合で国への正式報告書が作成されるはずです。今回の会議の内容が日本学術会議に報告されたならば,決して住民は納得していないことがわかるはずです。今回の「ILC解説セミナー」を開催した東北ILC準備室などの推進側の団体は、10月2日に向けて日本学術会議委員などへ猛烈な攻勢をかけているのではないかという気がします。
参加されたみなさんから補足などありましたならお願いします。

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