ILC文科省に緊急要望2/27、ILC誘致実現へ議連が要望2/28、ILC岩手日報・論説3/3

ILC推進の動き

2019年3月3日(日)岩手日報 論説から、
・国際リニアコライダー(ILC)の誘致で、日本政府による意思表明の期限「3月7日」が迫った。東京で当日開かれる国際会議で、政府は見解を示す考えだ。
・今回の政府による意思表明は、誘致の「最終判断」である必要はない。経済団体が促すように、国際協議を始める意思が求められる。
・ILC計画は約8千億円の建設費について、各国との分担をどうするかが課題とされてきた。まずは日本政府が関心を表明することで、分担の政府間協議が始まる。

2019年2月27日(水)
・国際リニアコライダー(ILC)の誘致に取り組む東北ILC推進協議会(代表・高橋宏明東北経済連合会名誉会長)と千葉茂樹副知事、勝部修一関市長、小沢昌記奥州市長、谷村邦久・県ILC推進協議会長ら18人が文科省を訪問。

2019年2月28日(木)
・国際リニアコライダー(ILC)の誘致に取り組む超党派のリニアコライダー国際研究所建設推進議員連盟(会長・河村建夫衆院議員)河村会長、鈴木俊一副会長(衆院岩手2区)、藤原崇衆院議員(比例東北)らが文科省を訪れた。

2019年3月3日(日) 岩手日報 論説から、
・経団連、日本商工会議所、経済同友会の経済3団体は共同声明で、誘致に向けた「国際協議の開始」を求めた。
・地方議会では、大阪府議会がILC実現を求める決議を上げた。
・弘兼憲史さんの人気漫画「会長 島耕作」による誘致応援は、広く国内で理解が高まるのを助けた。


岩手日報2019.02.28

「強く前向きな意思表示を」 ILC推進協、文科省に緊急要望
https://www.iwate-np.co.jp/article/2019/2/28/48034
 【東京支社】国際リニアコライダー(ILC)の誘致に取り組む東北ILC推進協議会(代表・高橋宏明東北経済連合会名誉会長)は27日、文部科学省に緊急要望を行った。国際研究者組織が「意思表明期限」とする3月7日に、日本政府が何らかの見解を示す見通しとなる中、関係国への前向きな意思表示と国際協議の開始を求めた。
 高橋代表と千葉茂樹副知事、勝部修一関市長、小沢昌記奥州市長、谷村邦久・県ILC推進協議会長ら18人が同省を訪問。白須賀貴樹政務官に「政府として強く前向きな意思を3月7日までに関係国に発し、国際協議を開始すること」を求める要望書を手渡した。
 一関市と平泉町の関係者によるILC実現を熱望する住民の会会長の佐藤晄僖(こうき)一関商工会議所会頭も同様の要望書を提出した。
 懇談は非公開。出席者によると、白須賀政務官は「他省庁と意見交換している段階だ」と説明した。終了後、高橋代表は「非常に好意的に受け止めていると感じた。3月7日にも好意的な意見を出してくれると期待している」と述べた。
 勝部市長は「関係団体として最後となる要望がしっかり届いたと思う」、小沢市長は「約30年前から誘致に取り組むわれわれの強い熱を伝えた」と語った。
 3月7日には世界の主要加速器研究所の代表者らで構成する国際将来加速器委員会(ICFA)が東京都内で国際会議を予定。会議日を意思表明の最終期限としている。


岩手日報2019.03.01

ILC誘致実現へ議連が要望 文科相、見解「詰めの段階」
https://www.iwate-np.co.jp/article/2019/3/1/48118
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 【東京支社】国際リニアコライダー(ILC)の誘致に取り組む超党派のリニアコライダー国際研究所建設推進議員連盟(会長・河村建夫衆院議員)は28日、柴山昌彦文部科学相に対し、誘致に前向きな意思を表明するよう要望した。7日の国際会議で示す政府見解について柴山氏は「内容は最後の詰めの段階だ」と説明。東北ILC推進協議会に続く連日の要望行動となり、関係者は実現の流れを強めようと追い込みをかけている。
 河村会長、鈴木俊一副会長(衆院岩手2区)、藤原崇衆院議員(比例東北)らが文科省を訪れ、2月21日の総会で採択した「ILCを国家プロジェクトと位置づけ、政治・立法府の責務として実現を目指す」との決議文を手渡した。
 河村氏は「実現には国際的な枠組みをつくる必要がある。政府として明確な意思を表明してほしい」と要請。柴山氏は「日本学術会議の回答を精査し、関係行政分野の考えを聞きながら総合的に検討を進めている。皆さんの思いもしっかり踏まえて検討したい」と答えた。
 懇談後、河村氏は「海外から日本に対する期待も高まっている。われわれとしては政府の前向きな意思表明がされると思っている」と述べた。
 7日には世界の主要加速器研究所の代表者らでつくる国際将来加速器委員会(ICFA)が東京都内で国際会議を開く予定。日本政府に対して同日までの意思表明を求めている。


岩手日報2019.03.03

ILC表明期限 「世界」と歩むためにも
https://www.iwate-np.co.jp/article/2019/3/3/48367
画像

 国際リニアコライダー(ILC)の誘致で、日本政府による意思表明の期限「3月7日」が迫った。東京で当日開かれる国際会議で、政府は見解を示す考えだ。
 ILC建設は、世界に影響力のある欧州の次期素粒子物理戦略に入る必要がある。日本の判断を待つ国際研究者組織は、時間がぎりぎりとして期限を設けていた。
 岩手の北上山地が候補地のILC実現に向けては、幅広い県民運動が展開されてきた。地元として、政府の前向きな判断を期待したい。
 2013年8月に国内候補地が北上山地に絞られてから、5年余りがたつ。誘致運動は長期戦となったが、大詰めに来て誘致を促す声が各界から高まっている。
 経団連、日本商工会議所、経済同友会の経済3団体は共同声明で、誘致に向けた「国際協議の開始」を求めた。内外の最先端技術が日本に集まると想定している。
 地方議会では、大阪府議会がILC実現を求める決議を上げた。弘兼憲史さんの人気漫画「会長 島耕作」による誘致応援は、広く国内で理解が高まるのを助けた。
 今回の政府による意思表明は、誘致の「最終判断」である必要はない。経済団体が促すように、国際協議を始める意思が求められる。
 ILC計画は約8千億円の建設費について、各国との分担をどうするかが課題とされてきた。まずは日本政府が関心を表明することで、分担の政府間協議が始まる。
 もっとも日本学術会議は「誘致の支持には至らない」と結論付けている。巨額の負担に科学的成果が十分見合うとは言えないという。厳しい指摘を受け、誘致は政治判断の局面に至った。
 確かにILCが、科学技術予算の中で突出するのは好ましくない。だが判断に当たっては、日本の今を率直に見ることが必要だろう。
 科学技術で世界のトップにあった日本の地位は揺らぐ。最新技術では米国に引き離され、中国には追い越された。この状況に、16年のノーベル医学・生理学賞を受賞した大隅良典氏は提言する。
 「日本の人口で、全てトップランナーはあり得ない。一つ、いい分野で貢献ができることが大事だ」。その一つが、世界をリードする素粒子物理だとしている。
 通常予算の中に収まらなくても、得意分野をさらに伸ばして技術革新を促す。それにより「科学技術立国」の地位は確固たるものとなろう。
 ILC計画には欧米の他に中国、ロシアなどが広く加わると見込まれる。政治的対立を超えたアジア初の大型国際研究機関で、日本が「世界」と共に歩む判断を望みたい。

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