【ILC2022年1月20日】「国際リニアコライダー(ILC)に関する有識者会議(第2期 第6回)」最終・開催
このブログには、3つのことを書きます
1, 有識者会議(最終回)の「まとめ」
2, 有識者会議の中の地元関連資料「小中高生へのPR行為に疑問」
3, 「まとめ」を差し障りのない言い回しになおすのでなくむしろ、地元に厳しく書いて欲しい
胆江日日新聞 サイエンスニュース 2022年1月21日の記事に注目してほしい
投稿者 : tanko 2022-1-21 9:40
ILC準備研設置は時期尚早、推進方法「再検討を」(文科省有識者会議が検証終了)
http://ilc.tankonews.jp/modules/d3blog/
IBC 岩手放送 2022年01月20日 18:54
ILC準備研究所は「時期尚早」 有識者会議で意見
https://news.ibc.co.jp/item_45303.html#close
IAT岩手朝日テレビ 2022.01.20(木)
ILCの誘致に赤信号 有識者が「準備研究所は困難」と見解
https://www.iat.co.jp/news-iat/news-537106/
文部科学省のホームページ
国際リニアコライダー(ILC)に関する有識者会議(第2期 第6回)配付資料
会議資料
https://www.mext.go.jp/kaigisiryo/2021/mext_00031.html
議事次第 (PDF:71KB) PDF
資料1 議論のまとめ(案)
資料2 国際リニアコライダー(ILC)に関する有識者会議これまでの主な意見
参考資料1 第5回有識者会議 資料1-1 質問事項3の回答に対する追加説明
参考資料2 国際リニアコライダー(ILC)計画に関する近年の動向
参考資料3 欧米の最新の動向について
1, 有識者会議(最終回)の「まとめ」
資料1 議論のまとめ(案)
ポイントは11~12ページ「4.まとめ」
==========
「4.まとめ」
以上の議論をまとめると、結論は以下のように整理される。
これまでの議論から、ILC 計画については、第1期有識者会議の取りまとめ以降約3年が経った現時点において、一定の技術的な進展等は認められるものの、ILC 計画の今後の見通しを明確にするような大きな進展は見られない。また、こうした状況と併せて、2021(令和3)年2月の文部科学大臣の国会答弁における ILC 準備研究所に関する見解も踏まえれば、現時点において提案研究者コミュニティが希望する ILC 準備研究所段階への移行を支持することは困難であると言わざるを得ない。
ILC 計画を巡る諸課題の現状は上述の通りであるが、今後の本分野の継続的な発展を願う観点から、第2期有識者会議として以下のように付言したい。
素粒子物理学、またその基盤となる加速器科学の分野において、日本はこれまで多くの日本人ノーベル賞受賞者を輩出するなど世界的に高いプレゼンスを有し、今後とも世界をリードする研究成果を創出していくことが期待されるという点は、第2期有識者会議においても理解が共有された。世界の素粒子物理学の将来を展望すれば、ヒッグス粒子の精密測定やその先にある「標準理論を越えた物理」の開拓が持つ学術的意義の大きさそのものに変わりはない。一方で、昨今の各国の厳しい財政事情等も踏まえれば、ILC計画の進め方について、提案研究者コミュニティを中心に再検討する時期に来ていると言える。
この再検討に当たっては、ILC 計画のみに閉じた議論ではなく、現在進められているFCC の FS の検討状況等も視野に入れながら、どのように素粒子物理学、加速器科学の分野の将来像を描き、サイエンスを継続的に発展させていくのか、ILC、FCC を含めてヒッグスファクトリーに関する国際的な研究開発戦略を中長期的な時間軸でどのように再構築していくのか、その戦略の核心をなす技術課題は何かといったことと合わせ検討・整理していくことが必要となっているものと考えられる。
それまでの間、ILC 計画については、今回提案された ILC 準備研究所にこだわるのではなく、国際的な費用分担の議論に直接影響を及ぼすサイト問題を一旦切り離し、最新の技術動向も踏まえつつ次世代加速器の開発に向けて戦略上重要となる技術課題等を、関係国の研究機関による適切な分担の下で、まずは着実に実施するというアプローチを模索し、様々な状況を踏まえながら段階的に研究開発を展開していくべきではないか。
なお、このような巨額のプロジェクトを実現させるためには、ITER 計画等の過去の大規模国際共同プロジェクトの合意形成プロセスも参考としつつ、関係国の政府関係者が、各国内で適正な手続きを経つつ、また、それぞれの事情を共有しながら議論できる環境が醸成されることが重要である。また、国内外の様々なステークホルダーの幅広い理解・支持の拡大に向けて、関係者間の信頼関係を保ちながら、研究者コミュニティが地道な努力を積み上げていくことも重要である。この点については、本年、新たに設立されたILC ジャパンの今後の活動に期待する。
改めて世界の素粒子物理学、加速器科学の研究者コミュニティにより、将来の発展に向けてより現実的な検討が行われることを期待したい。


2, 有識者会議の中の地元関連資料「小中高生へのPR行為に疑問」
一関市の住民として注目の資料はこちら
参考資料1 第5回有識者会議 資料1-1 質問事項3の回答に対する追加説明
・広報活動として、小中高校生向けの「出前授業」(対象に「一般」とあるが、一般が授業を受けることはほぼ無い)は2016年から46回も行われていて、広報活動としての一般向けイベント(対象は「小中高・一般)は同じく2016年から12回行われている。
・対して、住民説明会は2018年9月24日に初めて行われた(その後10回目の2020年2月2日まで)
一関市に「ILC誘致を考える会」が2017年7月23日の講演会「地域おこしとILC誘致」に集まった約100名で立ち上がったのがきっかけに独自で学習・調査を行いながら第二回講演会「地域おこしとILC誘致2nd」を2018年7月28に行って問題提起したことが引き金になったと言っても過言ではない。
講演「地域おこしとILC誘致」(2017.7.23一関市)掲載記事など
https://senmaya.at.webry.info/201708/article_1.html
2018.7.28(土)講演会in一関「地域おこしとILC誘致」2nd
https://senmaya.at.webry.info/201806/article_2.html
【重要】2018年9月24日「ILC解説セミナー」"初”開催される
https://senmaya.at.webry.info/201809/article_13.html
第5回有識者会議 資料1-1 質問事項3の回答

表が小さくて見えないので拡大すると
候補地における広報活動・58回
※2016年~2020年 出前授業46回(小中高校生)、一般向けイベント12回(小中高・一般)

候補地における住民説明会・10回
※2018年9月24日(一関保健センター)~2020年2月2日(一関市奥玉市民センター)

注意:国は候補地を決めていないし、ましてや日本に誘致するとも言っていない
文部科学省ホームページ【参考資料2 国際リニアコライダー(ILC)計画に関する近年の動向(24ページ「国際リニアコライダー(ILC)計画」 】より・・・ 研究者コミュニティは、北上山地(岩手県・宮城県)と背振山系(福岡県・佐賀県)が建設適地であり、北上山地が最適と評価しているが、政府では決定していない。

3, 「まとめ」を差し障りのない言い回しになおすのでなくむしろ、地元に厳しく書いて欲しい
胆江日日新聞 サイエンスニュース
投稿者 : tanko 2022-1-21 9:40
ILC準備研設置は時期尚早、推進方法「再検討を」(文科省有識者会議が検証終了)
http://ilc.tankonews.jp/modules/d3blog/
記事によると『有識者会議の「まとめ」は、強い表現を避ける』とあるが、地元としては、はっきり書いて欲しい。
岩手県・一関市など(科学者コミュニティの誘導で誘致推進側に立つ団体など)に対して、「誘致を推進する行為、人・物・金を1円でも掛ける行為は無駄である」と有識者会議の「まとめ」に書いて欲しい。
胆江日日新聞 サイエンスニュース から一部抜粋
同日示された「まとめ」の当初案では、プレラボ設置については「困難である」という強い表現が用いられていた。会議の中で中野貴志委員(大阪大学核物理研究センター長)が、当該分野の研究そのものを閉ざすネガティブな印象を与えないよう修正を提案。中野委員は「今はそういう環境、状況でもないという意味からも『時期尚早』と変えられないか」と述べ、他の委員から賛同する声があった。
このほかにも文言や表現について、複数の委員から意見があった。会議は同日が最終回だったが、文科省は委員の意見を反映した修正を施し、再度電子メールで修正内容を委員に提示。確認の上、観山座長の一任で最終版を決定する。
文科省素粒子・原子核研究推進室は「『議論のまとめ』を受け、研究者側がどのようにILC計画の進め方を再検討するのか注視していきたい」と話している。
1, 有識者会議(最終回)の「まとめ」
2, 有識者会議の中の地元関連資料「小中高生へのPR行為に疑問」
3, 「まとめ」を差し障りのない言い回しになおすのでなくむしろ、地元に厳しく書いて欲しい
胆江日日新聞 サイエンスニュース 2022年1月21日の記事に注目してほしい
投稿者 : tanko 2022-1-21 9:40
ILC準備研設置は時期尚早、推進方法「再検討を」(文科省有識者会議が検証終了)
http://ilc.tankonews.jp/modules/d3blog/
IBC 岩手放送 2022年01月20日 18:54
ILC準備研究所は「時期尚早」 有識者会議で意見
https://news.ibc.co.jp/item_45303.html#close
IAT岩手朝日テレビ 2022.01.20(木)
ILCの誘致に赤信号 有識者が「準備研究所は困難」と見解
https://www.iat.co.jp/news-iat/news-537106/
文部科学省のホームページ
国際リニアコライダー(ILC)に関する有識者会議(第2期 第6回)配付資料
会議資料
https://www.mext.go.jp/kaigisiryo/2021/mext_00031.html
議事次第 (PDF:71KB) PDF
資料1 議論のまとめ(案)
資料2 国際リニアコライダー(ILC)に関する有識者会議これまでの主な意見
参考資料1 第5回有識者会議 資料1-1 質問事項3の回答に対する追加説明
参考資料2 国際リニアコライダー(ILC)計画に関する近年の動向
参考資料3 欧米の最新の動向について
1, 有識者会議(最終回)の「まとめ」
資料1 議論のまとめ(案)
ポイントは11~12ページ「4.まとめ」
==========
「4.まとめ」
以上の議論をまとめると、結論は以下のように整理される。
これまでの議論から、ILC 計画については、第1期有識者会議の取りまとめ以降約3年が経った現時点において、一定の技術的な進展等は認められるものの、ILC 計画の今後の見通しを明確にするような大きな進展は見られない。また、こうした状況と併せて、2021(令和3)年2月の文部科学大臣の国会答弁における ILC 準備研究所に関する見解も踏まえれば、現時点において提案研究者コミュニティが希望する ILC 準備研究所段階への移行を支持することは困難であると言わざるを得ない。
ILC 計画を巡る諸課題の現状は上述の通りであるが、今後の本分野の継続的な発展を願う観点から、第2期有識者会議として以下のように付言したい。
素粒子物理学、またその基盤となる加速器科学の分野において、日本はこれまで多くの日本人ノーベル賞受賞者を輩出するなど世界的に高いプレゼンスを有し、今後とも世界をリードする研究成果を創出していくことが期待されるという点は、第2期有識者会議においても理解が共有された。世界の素粒子物理学の将来を展望すれば、ヒッグス粒子の精密測定やその先にある「標準理論を越えた物理」の開拓が持つ学術的意義の大きさそのものに変わりはない。一方で、昨今の各国の厳しい財政事情等も踏まえれば、ILC計画の進め方について、提案研究者コミュニティを中心に再検討する時期に来ていると言える。
この再検討に当たっては、ILC 計画のみに閉じた議論ではなく、現在進められているFCC の FS の検討状況等も視野に入れながら、どのように素粒子物理学、加速器科学の分野の将来像を描き、サイエンスを継続的に発展させていくのか、ILC、FCC を含めてヒッグスファクトリーに関する国際的な研究開発戦略を中長期的な時間軸でどのように再構築していくのか、その戦略の核心をなす技術課題は何かといったことと合わせ検討・整理していくことが必要となっているものと考えられる。
それまでの間、ILC 計画については、今回提案された ILC 準備研究所にこだわるのではなく、国際的な費用分担の議論に直接影響を及ぼすサイト問題を一旦切り離し、最新の技術動向も踏まえつつ次世代加速器の開発に向けて戦略上重要となる技術課題等を、関係国の研究機関による適切な分担の下で、まずは着実に実施するというアプローチを模索し、様々な状況を踏まえながら段階的に研究開発を展開していくべきではないか。
なお、このような巨額のプロジェクトを実現させるためには、ITER 計画等の過去の大規模国際共同プロジェクトの合意形成プロセスも参考としつつ、関係国の政府関係者が、各国内で適正な手続きを経つつ、また、それぞれの事情を共有しながら議論できる環境が醸成されることが重要である。また、国内外の様々なステークホルダーの幅広い理解・支持の拡大に向けて、関係者間の信頼関係を保ちながら、研究者コミュニティが地道な努力を積み上げていくことも重要である。この点については、本年、新たに設立されたILC ジャパンの今後の活動に期待する。
改めて世界の素粒子物理学、加速器科学の研究者コミュニティにより、将来の発展に向けてより現実的な検討が行われることを期待したい。
2, 有識者会議の中の地元関連資料「小中高生へのPR行為に疑問」
一関市の住民として注目の資料はこちら
参考資料1 第5回有識者会議 資料1-1 質問事項3の回答に対する追加説明
・広報活動として、小中高校生向けの「出前授業」(対象に「一般」とあるが、一般が授業を受けることはほぼ無い)は2016年から46回も行われていて、広報活動としての一般向けイベント(対象は「小中高・一般)は同じく2016年から12回行われている。
・対して、住民説明会は2018年9月24日に初めて行われた(その後10回目の2020年2月2日まで)
一関市に「ILC誘致を考える会」が2017年7月23日の講演会「地域おこしとILC誘致」に集まった約100名で立ち上がったのがきっかけに独自で学習・調査を行いながら第二回講演会「地域おこしとILC誘致2nd」を2018年7月28に行って問題提起したことが引き金になったと言っても過言ではない。
講演「地域おこしとILC誘致」(2017.7.23一関市)掲載記事など
https://senmaya.at.webry.info/201708/article_1.html
2018.7.28(土)講演会in一関「地域おこしとILC誘致」2nd
https://senmaya.at.webry.info/201806/article_2.html
【重要】2018年9月24日「ILC解説セミナー」"初”開催される
https://senmaya.at.webry.info/201809/article_13.html
第5回有識者会議 資料1-1 質問事項3の回答
表が小さくて見えないので拡大すると
候補地における広報活動・58回
※2016年~2020年 出前授業46回(小中高校生)、一般向けイベント12回(小中高・一般)
候補地における住民説明会・10回
※2018年9月24日(一関保健センター)~2020年2月2日(一関市奥玉市民センター)
注意:国は候補地を決めていないし、ましてや日本に誘致するとも言っていない
文部科学省ホームページ【参考資料2 国際リニアコライダー(ILC)計画に関する近年の動向(24ページ「国際リニアコライダー(ILC)計画」 】より・・・ 研究者コミュニティは、北上山地(岩手県・宮城県)と背振山系(福岡県・佐賀県)が建設適地であり、北上山地が最適と評価しているが、政府では決定していない。
3, 「まとめ」を差し障りのない言い回しになおすのでなくむしろ、地元に厳しく書いて欲しい
胆江日日新聞 サイエンスニュース
投稿者 : tanko 2022-1-21 9:40
ILC準備研設置は時期尚早、推進方法「再検討を」(文科省有識者会議が検証終了)
http://ilc.tankonews.jp/modules/d3blog/
記事によると『有識者会議の「まとめ」は、強い表現を避ける』とあるが、地元としては、はっきり書いて欲しい。
岩手県・一関市など(科学者コミュニティの誘導で誘致推進側に立つ団体など)に対して、「誘致を推進する行為、人・物・金を1円でも掛ける行為は無駄である」と有識者会議の「まとめ」に書いて欲しい。
胆江日日新聞 サイエンスニュース から一部抜粋
同日示された「まとめ」の当初案では、プレラボ設置については「困難である」という強い表現が用いられていた。会議の中で中野貴志委員(大阪大学核物理研究センター長)が、当該分野の研究そのものを閉ざすネガティブな印象を与えないよう修正を提案。中野委員は「今はそういう環境、状況でもないという意味からも『時期尚早』と変えられないか」と述べ、他の委員から賛同する声があった。
このほかにも文言や表現について、複数の委員から意見があった。会議は同日が最終回だったが、文科省は委員の意見を反映した修正を施し、再度電子メールで修正内容を委員に提示。確認の上、観山座長の一任で最終版を決定する。
文科省素粒子・原子核研究推進室は「『議論のまとめ』を受け、研究者側がどのようにILC計画の進め方を再検討するのか注視していきたい」と話している。
"【ILC2022年1月20日】「国際リニアコライダー(ILC)に関する有識者会議(第2期 第6回)」最終・開催" へのコメントを書く