ILC政府見解・来月7日 議論継続を示唆 

ILC政府見解・来月7日

朝日新聞2019年2月22日(金)岩手版から
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<<記事(前段)>>
 大型加速器「国際リニアコライダー(ILC)」の日本誘致について、文部科学省は3月7日に都内で開かれる国際会議で、政府の「見解」を表明する。
 誘致の是非について国内で議論を続けつつ、日本への建設を期待する欧州など海外との議論にも参加する考えを説明するとみられる。

【疑問1】 賛成 ⇔ 反対 の2項対立ではなく、第3の案「議論の継続(議論への参加)」とは?
1、「ILCの日本への誘致(建設)をいたします」となるのか?
2、「ILCの日本への誘致(建設)をいたしません」となれば、日本学術会議の検討委員会の所見の最終結果(208年12月19日)「ILC誘致を支持しない」を受けた結果と受け止められるが
3、「ILCの日本への誘致(建設)の国内での議論を続けつつ、海外との議論に今後も参加します」とは?

<<記事1>>
 文科省研究振興局の磯谷桂介局長が21曰、誘致を推進する国会議員らが都内で開いた会合で明らかにした。
 ILCのような大型研究については、国内で提案があった計画の中から、日本学術会議が議論を重ねて優先度の高いものを選ぶ。磯谷局長は、大型研究の公募が2~3月にあることを説明した上で、国際的な議論を前に進めるためには、まず曰本の見解が求められていることに触れ、「現時点での見解を国際コミュニティーにしっかりお示ししたい」と述べた。

【私の理解(回答)1】
 文科省研究振興局の磯谷桂介局長は「文科省が行う『マスタープラン(2020年版)』への公募締め切りが3月までに迫っているので、ILCも公募に参加してください」と言っていると受け止めました。

 これは、日本学術会議の検討委員会の所見の最終結果(208年12月19日)にも「マス タープランの枠組みで行うのが適切であろう」とあることとも合致する。
<<参考>>
国際リニアコライダー見直し案に関する所見 平成30年(2018年)12月19日 日本学術会議
3 ILC 実験施設
(7) 「学術の大型研究計画に関するマスタープラン」との関係
・・・今般、平成 30 年7 月20 日付けで、文部科学省研究振興局長より日本学術会議会長宛 てに審議依頼が寄せられたことを受けて、検討委員会及び分科会での審議を経て本回答 を手交することになる。大型計画について学術会議として更に検討するとすれば、マス タープランの枠組みで行うのが適切であろう。


<<記事2>>
 平野達男参院議員から「『日本はやる気がないんだ』という印象にとられるような発言だけは絶対に回避しなくちゃならない」と求められると、磯谷局長は「ご指摘はしっかり踏まえ、大臣と検討する」と答えた。

【疑問2】磯谷局長は「ご指摘はしっかり踏まえ、大臣と検討する」と答えたという真意は何か?

【私の理解(回答)2】
 『マスタープラン(2020年版)』への公募となると、前回のマスタープラン(2017年版)を例にとると、約160件の公募の中から最終的に7件(7/160)であることから、選ばれる確率は低くなります。
 平野達男参院議員からの発言「『日本はやる気がないんだ』という印象にとられるような発言だけは絶対に回避しなくちゃならない」 つまり「マスタープラン(2020年版)への公募を提案するということは、体のいい”消極的参加表明”で実質的な”時間切れ不参加表明”ではないのか?」のように迫られて、磯谷局長は「ご指摘はしっかり踏まえ、大臣と検討する」と答えたのではないかと妄想しています。
 もし「マスタープラン(2020年版)」に7/160の確率でILCが選ばれたら、ILCの国内誘致のスケジュール感から言うと、準備4年、建築10年、実験20年ですから、「マスタープラン(2020年版)」に乗っかると思います。

<<記事3>>
 ILCは総額約8千億円の巨費が問題視されている。議員らによる21曰の会合では、ILCを「通常の科学技術・学術・大学予算の枠外で措置できるよう、実現に邁進する」「国民の理解を得られるよう、政治を担うものとして説明責任を果たしていく」などの提言が決議された。

【疑問3】「通常の科学技術・学術・大学予算の枠外で措置」って何?
【疑問4】「国民の理解を得られるよう、政治を担うものとして説明責任を果たしていく」って何をするの?

【私の理解(回答)3】
 「科学技術・学術・大学」この3点の予算は「文部科学省」が管轄する予算ですのでつまり「文部科学省の枠外の予算で措置する」というのは「文部科学省が口出し出来ないところで予算をつける」と言っています。
 そうなると「ILC誘致を支持しない」(2018年12月19日)とした日本学術会議は、ILC誘致の検討から外されるのかというと、日本学術会議は内閣府の管轄なので、もし「文科省とは別枠の予算がついた」としても日本学術会議をパスすることはないと思われます。

【私の理解(回答)4】
 「国民の理解を得られるよう、政治を担うものとして説明責任を果たしていく」という、今夏に予定される参院選挙を見据えた対応と、もし本当に国民の理解のために動くとしても「リスクの説明」は避けて、今まで通りのいいことだけを言いながら洗脳していくのだろうと妄想しています。

政府の地震調査委員会が26日発表した、日本海溝沿い地震の長期評価も新たなリスクになります
M7~8弱地震、確率高い=日本海溝沿い、長期評価更新-政府調査委「十分注意を」
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https://www.jiji.com/jc/article?k=2019022600962&fbclid=IwAR3GrCbJZb43cfzrZJIfEtRTOTtF1GH2HQLxlGabS9niMuNNCkU52CtAKLM

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朝日新聞2019年2月22日(金)岩手版から
 大型加速器「国際リニアコライダー(ILC)」の日本誘致について、文部科学省は3月7日に都内で開かれる国際会議で、政府の「見解」を表明する。誘致の是非について国内で議論を続けつつ、日本への建設を期待する欧州など海外との議論にも参加する考えを説明するとみられる。

 文科省研究振興局の磯谷桂介局長が21曰、誘致を推進する国会議員らが都内で開いた会合で明らかにした。
 ILCのような大型研究については、国内で提案があった計画の中から、日本学術会議が議論を重ねて優先度の高いものを選ぶ。磯谷局長は、大型研究の公募が2~3月にあることを説明した上で、国際的な議論を前に進めるためには、まず曰本の見解が求められていることに触れ、「現時点での見解を国際コミュニティーにしっかりお示ししたい」と述べた。

 平野達男参院議員から「『日本はやる気がないんだ』という印象にとられるような発言だけは絶対に回避しなくちゃならない」と求められると、磯谷局長は「ご指摘はしっかり踏まえ、大臣と検討する」と答えた。
 ILCは総額約8千億円の巨費が問題視されている。議員らによる21曰の会合では、ILCを「通常の科学技術・学術・大学予算の枠外で措置できるよう、実現に邁進する」「国民の理解を得られるよう、政治を担うものとして説明責任を果たしていく」などの提言が決議された。
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岩手日報2019.02.22の記事はこちら
ILC、3月7日「見解示す」 文科省 議連に説明
https://www.iwate-np.co.jp/article/2019/2/22/47398

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